モータにはACモータ、DCモータ、ステッピングモータという種類があります。DCモータは直流電流を利用したモータになりますが、その制御方法や回路はどのようになっているのでしょうか？DCモータの制御方法と回路について調べておきましょう。 モータは主にACモータ、DCモータ、ステッピングモータの3種類に分けられます。このうち直流電流を利用して回転させるのがDCモータで、ブラシ付きとブラシレスの2種類があります。DCモータはACモータと異なり、回転数を自在に変えることができるという便利さがあります。トルクと電流は比例関係にあるため、必要な回転数で回すには駆動電圧を変えることで対応できます。駆動電圧を変える方式には、リニア方式とPWM方式があります。リニア方式とはモータと直列に可変抵抗をつなぎ、抵抗を変化させることで電圧を変えるという仕組みです。ただ効率が悪いこともあり、それにとって代わったのがPWM方式です。これはトランジスタやFETなどの半導体スイッチで高速にON/OFFを繰り返し、そのパルス幅を変えることで電圧を変えるという仕組みで、今では主流の方式となっています。DCモータの回転数制御では、回転数センサー、回転数検出回路、回転数指令、比較回路、駆動電圧計算回路、駆動回路という回路構成となっています。 ユニテックのDCモータ